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SOSEI TALK

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公共政策コース

総合政策科学研究科は、今でこそ学部から進学する人や留学生が増えていますが、もともとは夜間と土曜日の授業を中心とした社会人向け大学院としてスタートしました。 様々な分野でスペシャリストとしての経歴をもつ職業人が、本研究科に入学し研究成果をあげてきました。信用金庫に長年勤めた後、現在大学事務職として活躍しておられる大森晋さんに、本研究科で学ぶことの意義と研究内容、そして今後めざすことなどを伺いました。
出席者(野間敏克 教授、大森晋さん(総合政策科学専攻 政策研究コース))
於:今出川校地烏丸キャンパス・志高館3階ラウンジ(2014年5月21日)

野間 今日は第一に、大森さんが総政に来られた動機をお話しいただきたいのですが。ご自分の経歴とともにお願いします。
大森 はい。私はもともと1981(昭和56)年4月から、地元の京都中央信用金庫で27年間、勤務していました。そこで外回り、融資係、支店長を経験しまして、5年前に、いまの学校法人京都文教学園という、京都文教大学・京都文教短期大学の宇治のほうに、縁があって勤めています。
そのなかで、やっぱり大学の先生とか、いろんなお付き合いがありまして、そこで学部じゃなくて、大学院というのはどういうものかなという興味が少し出てきました。で、大学院で勉強というか、研究というか、そういうのをしてみたいなというのが始まりです。
野間 京都文教大学には大学院はなかったんですか。
大森 大学院もあるんですけれども、文化人類学と、臨床心理学しかございませんので。
野間 信用金庫に勤めているときは、大学院に行きたいという思いはなかったですか。
大森 そのころは、まったくありませんでした。業務に忙殺という状態でしたので。
野間 そうすると、やっぱり信用金庫からそちらの大学の事務に移ったので余裕ができたこととか、実際の大学の先生たちを近くに見ていて勉強したいと思ったんですね。
大森 はい。
野間 同志社の総政を選ばれた理由というのは何ですか。
大森 大きくは二つありまして、一つは、やっぱり近いと。自分の家から自転車で10分かからないんです。一番近くて学べるというところで同志社を選んだのです。
もう一つは、いろいろな学校の入試のところを調べまして、いま、一から英語とかいろんな受験科目に備えるというのが非常に難しいので、英語がなく、社会人枠というのを探した結果、総合政策科学研究科に応募させていただきました。
野間 やっぱり英語というのはハードルが高いですか。
大森 そうですね。信用金庫ですので、英語と接するというのは、ほとんどございませんでした。まあ外国送金のL/Cとか、輸入とか、そういう部分で、たまに英語を見るぐらいで、ほとんど接することがありませんので、そういうのは試験になったら無理かなという気がありましたので、全然駄目だったです。
野間 経済系とか、法律系とか、ほかにも大学院はありますけど、そういうのは考えなかったのですか。総合政策という、伝統的な学部からみればちょっと特殊なところですけど。
大森 広く何でも自由に学べる、研究できるというところに惹かれたのが、総政を選んだ理由です。専門科目に偏ってしまうと、自分の興味があるところから離れていって、押し付けられるというとおかしいんですけど、違う方へ行ってしまい、おもしろみがなくなってしまうかなという気がしましたので。
野間 総政の場合は家から近くて、受験もわりと、正直言って楽そうにみえたのかもしれませんね。そうすると、べつに受験対策とかは、まったくすることなく。
大森 はい。
野間 (笑)
大森 ただ、行こうと決めてからは、学会とか、いろんなホームページで見まして、大学院ってどういうことをするのかなというのを、まず一から新鮮な目で見ていきました。
野間 総政のホームページ上に載っているシラバスとかもご覧になりましたか。
大森 もう全部見ました。先生方も全部調べて。その中で、自分のやりたいこととマッチしている先生を探させていただきました。
野間 確か入試のときにも、私の、野間の名前を挙げていただいていましたからね。
大森 はい。
野間 あのとき、研究計画書にはどういうことを書かれていましたっけ。
大森 あのときも一応、中小企業金融と信用保証協会というテーマでした。
野間 実際、いま入ってみたら、信用保証にかなり絞った修士論文を書いているわけですけれども。あのときと入ってからとでは、だいぶ変わりましたか、問題意識というか。
大森 もうだいぶ変わっています。あのころは、やっぱり自分が走ってきたことだけを、仕事してきたことを表したいような気持ちだったんですけれども、いまは本当に先行研究とかいろんなものを調べさせていただいて、自分が携わっていたことなのに、新鮮な気持ちで、かつ、奥深く見られているような感じがします。
野間 それはやっぱり入って、いろんなコースワークとかをした結果ですか。
大森 そうですね。
野間 まず総政に入ったら、1年目でコースワークはどのぐらい取りましたか。
大森 科目数は、いま32単位取っていますので16コマ取っています。
野間 どういう科目でしたか。
大森 まず基礎科目を、取れるものは全部。
野間 政策研究基礎ですか。
大森 はい。政策研究基礎の経済、法、政治、行政の四つと、あとは中小企業を見ようと思って事業承継絡みの授業を。
野間 政策研究基礎では、難しいことはなかったですか。
大森 野間先生と萩原先生の担当だったミクロ経済が大変難しかったです。でも、あれでだいぶ取っ掛かりがつかめましたので、なんとなく論文を読むときの論理的な見方が身についたというか。
野間 でも金融機関につとめていた人だったら、経済はむしろやさしいほうで、法律とか政治のほうが難しいんじゃないかと思いますけど、そんなことはなかったですか。
大森 実務的には契約とか回収とかというのは、やはり民法が中心になっていますので、消費貸借という部分でいくと、法律的に勝てるか、負けるかという仕事がけっこう多かったので。
野間 なるほどね。
野間 敏克
野間 敏克
同志社大学大学院総合政策科学研究科
教授
大森 晋
大森 晋
同志社大学大学院総合政策科学研究科
総合政策科学専攻 政策研究コース

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