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スポーツ政策シンポジウム 【2003年度 野球】

スポーツ政策シンポジウム 【2003年度 野球】

日本の野球を考える

12月6日、スポーツ政策シンポジウムが、総合政策科学研究科および2004年4月開設の政策学部の共催で、「日本の野球を考えるーその法的地位と社会貢献ー」と題し、明徳館21番教室で、横山勝彦法学部教授をコーディネーターとして開催された。  シンポジウムは、2つのキーノートレクチャーとパネリストを交えたクロストークとで構成された。講師には、佐藤鉄男総合政策科学研究科教授とTMI総合法律事務所伊藤亮介弁護士が、パネリストには、本学出身の野球関係者である宮本好宣(横浜ベイスターズスカウト)、田尾安志氏(評論家)、杉浦政則氏(日本生命野球部コーチ)、片岡篤史氏(阪神タイガース)、宮本慎也(ヤクルトスワーローズ)が招かれた。

佐藤教授からは、日本会社における野球の位置づけの変遷や、野球選手の社会的ステータスを中心とする「野球と社会」との関係が総論的に説かれ、伊藤弁護士からは、「プロ野球をめぐる最近の法的問題」をテーマに、代理人制度、肖像権、プロ・アマ問題などの各論についての講演がなされた。

クロストークでは、選手の契約更改の時期ということもあり、査定方法、交渉のあり方、社会貢献に対する球団と選手の考え方、セカンドキャリアなどが熱く議論された。とくに、片岡選手と宮本選手からはそのリアルな体験が、杉浦氏からはアマチュアの立場としての提言が、宮本スカウトからは球団フロントとしての意見が、田尾氏からは両サイドのバランスの取り方がそれぞれ語られた。

今後のスポーツ文化の環境整備にかかわる問題点とその解決方法が明確となり、約900人の来場者が長時間にも関わらず最後まで熱心に聞き入るシンポジウムであった。

(法学部教授 横山勝彦)
大学広報360号(2004.1.10付)