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教授が語るSOSEI

多田 実

総政の多様性を感じるとき

  総合政策科学研究科(以下「総政」と略記)の魅力を一言でまとめるならば「多様性」になると常々思っています。このことにより、幅広いテーマで研究ができる魅力的なカリキュラムが実現できており、公聴会や研究発表会などでの研究テーマや分析アプローチの多彩さは、一般的な社会科学系の大学院では見られない、総政の強みと言えるでしょう。

 

 総政に入学してすぐ開かれる恒例行事「大学院新入生歓迎会」では、社会人院生の方々にとってはごく自然な行動なのでしょうが、学校行事の立食パーティーでは珍しいと思われる名刺交換が。また、彼らの行動が若い学生たちを刺激するからなのか、新入生が指導教授ではない教員のテーブルに歩み寄り、研究に関する質問などをしていることも多く、それが契機となって入学前には全く想定していなかったはずの私のゼミをサブゼミに選んだ学生もいました。

 

 大学教員の職務の1つとして研究科学会誌(紀要)の論文査読がありますが、ここでも総政の多様性を強く感じることは言うまでもありません。学術的な用語で、異なる専門分野が組み合わさって新たな研究を行う様を「学際性」と呼びます。社会における諸問題を解決するために有効なアプローチになることが期待され、学術的な貢献度も感じられる、秀逸な学生論文に査読で出会えることは総政の教員冥利に尽きるといっても過言ではありません。学際性については、以前、本サイトの別ページ<総政リレーコラム>に投稿した下記URL「総政における学際性」を是非ご覧ください。

 

総政リレーコラム「総政における学際性」

http://sosei.doshisha.ac.jp/column/30.html

 

 理工系出身である私は、本研究科で教鞭をとることに任用当初かなり戸惑い、総政の院生にとってどのような教育をすべきか、手探り状態であれこれ試したことを記憶しています。そのようなとき、本研究科と一体化して存在する同志社大学政策学部が2008年度に取得した、いわゆる教育GPでの(詳細は下記URLをご覧ください)、地域活性化に関わる多くの方々との出会いや気づきが契機となり、いつのまにか、地域政策や文化/観光政策を研究テーマにしている学位論文の副査を依頼されるようになりました。そして、その極め付けが「地域活性化の専門家」として、京都府木津川市の地域活性化の取組みのお話をいただき、当尾(とうの)地区の地域おこしプロジェクトの会長を務めたことです。このように、学生はもちろんのこと、教員の学びにおいても成長できる多様性が総政には存在し、それが総政の最も大きな価値の1つと言えるのではないでしょうか。

 

教育GP「政策提案能力を養う理論と実践との交流教育」

http://policy.doshisha.ac.jp/seisaku2008gp-tv/index.html@listbox_type=cat1.html

 

PDF「当尾地域力創造プランー木津川市」.pdf

 

多田先生写真①.jpg

木津川市当尾地域の観光資源を活用した地域力活性化委員会(著者撮影)

於 当尾の郷会館(旧 当尾小学校)

 

 

多田先生写真②.jpg

 

当尾地区フィールドワーク(著者撮影) 於 岩船寺 in 木津川市,京都府