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コース紹介・時間割
技術・革新的経営専攻[一貫制博士課程]
※技術・革新的経営専攻[一貫制博士課程]は2017年度入学試験より学生募集を停止しました。
![技術・革新的経営専攻[一貫制博士課程]](/attach/page/SOSEI-PAGE-JA-29/126024/resize-file/tim.jpg)
人間と科学・技術の新たな関係構築を目指します
現代人の世界観は科学によって与えられ、産業社会の機能的枠組みは技術によって支えられています。しかし今日、科学・技術の最前線で研究開発に勤しむ人々と、その他多数の科学・技術の受益者との間には、以前にも増して大きな距離が存在しています。さらに量子力学とコンピュータ科学の急速な進歩は、前世紀には夢想だにしなかった人間と機械との共存を予見しています。このように知のフロンティア開拓の成果として生まれ、発展を続けてきた科学・技術はいま、「人間のための科学・技術」への転換を迫られています。しかし、人類が真に必要としている科学・技術の社会的パラダイムシフトに対し、知のインキュベーターであるべき大学の対応は極めて保守的かつ限定的です。本専攻は、上記パラダイムシフトの現代的要請を受けとめ、肯定的・能動的に大学の社会的機能を果たすべく、文理の知の総合化と5年一貫という長期的・継続的な教育研究プログラムを通して、人間と科学・技術の新たな関係構築を目指しています。
専攻の目的
第一の目的は、科学・技術とイノベーションのマネジメント、およびそのための人と組織の在り方を研究し、その成果を人と教育を通して社会に還元することです。第二の目的は、持続可能な国際競争力を持つイノベーションシステムの理論・実証研究を行うとともに、そのようなシステム構築のための政策研究とその実践者の養成を行うことにあります。教育方法の特徴
5年一貫教育(一貫制博士課程)
長期継続的な教育研究および指導を遂行するために5年一貫制教育を行います。課程前半では少人数の演習で研究者としての基礎的素養を体得するとともに、基礎科目から展開科目に至る段階的な教育プログラムを通して、政策や企業戦略立案に必要な思考力や応用力を文理横断的に養います。課程後半では通常の研究指導に加え、教員全員による多面評価を行うことで学際的に能力を育みます。文理融合型教育
自然科学、現代科学、人文・社会科学にわたる幅広い文理の学問分野の融合を通して、科学・技術の本質を正しく理解し、広い視野に基づく政策科学的な対処を可能にします。「経営を理解するエンジニア」と「科学・技術を理解するアドミニストレーター」養成のための教育を展開します。社会人学生への配慮
社会人入学者に対しては、一般入学選考に加えて、推薦入学選考および転入学選考の機会を提供しています。そして、社会人学生各自の研究業績や実務経験を踏まえた、適切な研究計画にしたがって履修指導を行います。講義科目の多くは、週末に集中講義として開講し、論文指導についてもIT等を利用することで、遠隔地の社会人学生に対しても積極的に教育サポートを提供しています。オープンな国際ネットワーク型教育
国際的な大学連携により、オープンなネットワーク型教育を行います。ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校など、多数の海外連携大学から講義担当者を受け入れ、大学院生に開かれた研究指導の機会を提供することでグローバルな教育を展開します。