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SOSEI TALK

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公共政策コース

公共政策コースには毎年多様な研究テーマを持つ院生が集い、特に仕事と両立させながら学んでいる社会人の多いのが特徴です。 今回ご紹介する川上尚子さんもその一人で、京都市内の病院でメディカル・ソーシャルワーカーとして勤務しながら、精神障害者の地域ケアを進めていくための政策について研究しました。 彼女は在学中から研究だけでなく社会的な活動にも積極的にかかわっています。 人と人、研究と実践のつながりの大切さを再確認しながら、在学中のことや近況について対談しました。
出席者(井上恒男 教授、川上尚子さん(前期課程公共政策コース修了))
於:今出川校地烏丸キャンパス・志高館2階井上研究室(2012年12月6日)

井上 川上さんが修了してもう1年半以上になりますけど、最近、外国に行かれていたのですか?
川上 はい、そうです。
井上 遊び?
川上 遊びです(笑)、はい。
井上 じゃあ、久しぶりに息抜きができて良かったですね。
川上 そうですね。良かったです。
井上 私のゼミは社会人が多いので、仕事と学業を両立させるだけでもたいへんだなといつも思っていました。ましてや、まとまった期間リフレッシュというか、エネルギーを補充する期間がないので、なかなかたいへんだったでしょう。
川上 そうですね、はい。そういう意味では、職場の人の理解がすごく得られたというか、仕事や勤務とは関係なく入学したんですけど、やっぱり昼間の授業にどうしても出たかったら、ちょっと半日お休みをいただいたりとか、5時になったらすぐピッと帰らせてもらったりとか、やろうとしていることを理解していただけて良かったかなと。
井上 でも、ほとんど休みなく出席したので優秀だったと思います。職場の方の理解があったからだと思いますけど。
川上 そうですね、せっかくなので授業はがんばって出ました。
井上 最近の話はあとでまた聞きますけども、少し時計をもとに戻して、入学の時のこととか、在学期間中のことを聞かせてください。まず、入学して勉強してみたいと思った理由は何だったんですか。
川上 私は、同志社の社会福祉学科を卒業したのですけども、大学の時というのは福祉の仕事がしたいということで、どちらかというと政策とか制度の勉強よりも、実際に障害者の方や子どもと接するボランティアばかりしていました。その経験もすごく役には立ったし、身にはなったのですけど、やっぱり実際仕事をしてみると、制度の変更で当事者の方の生活ががらっと変わったりとか、制度の壁にぶちあたってうまくいかないことも多くて、もうちょっと政策についてちゃんと勉強したいなと思って、ゆくゆくは意見が言えるようになりたいなという思いがあって、4年目から5年目にかけて行かせていただきました。
井上 川上さんがおられた年は特に全員社会人だったかな。たまたま似たような職場、あるいは問題を抱えている、そういう人が集まってきたので、お互いに刺激があったと思うのですけども、今振り返ってみてどうですか。
川上 そうですね、本当にそう思います。私が一番年下だったのですけども、皆さん高齢者の分野だったりとか、ちょっと重なりはあっても専門分野というのが違うので、お互いの問題意識を話し合うことができました。あと、精神医療の分野というのは私だけだったので、その医療の問題を、専門外の人に伝えるということ自体がすごく勉強になったなというふうに思います。
井上 精神医療の人は川上さんだけでしたけど、身体障害、高次脳機能障害とかね。 そのほか、相談機能の総合化という観点で福祉事務所や地域包括支援センターの人とか、本当にちょうどいい組み合わせで。
川上 そうですね。
井上 誰かが発言すると横からすぐにいろんな意見が出てくるということで、非常にいい雰囲気だったなと私は思っていますけども。そのあとのおつき合いとかはどうですか。
川上 そうですね。時々連絡を取り合ったりとか、ちょっと高齢者の分野でわからないことがあったら包括支援センターの人に気兼ねなく聞いて教えてもらったりとか。
井上 ほかのゼミの人や同期生との接点はありましたか。
川上 そうですね。やっぱり学生の子たちとは少なかったのですけど、年代は近いこともあって仲良くしてもらいました。
井上 総合政策科学研究科は全体的に社会人が多いので、パイプを広げたり、人脈を広げることができることがいいと皆さんが言うのですけども、私も本当にそれはいい点だなと思っています。
川上 はい。
井上 恒男
井上 恒男
同志社大学大学院総合政策科学研究科
公共政策コース 教授
川上 尚子
川上 尚子
同志社大学大学院総合政策科学研究科
公共政策コース
論文:「精神障害者の地域生活とケア - 入院医療中心から地域生活支援中心のケア体制へ -」

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