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SOSEI TALK

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第2回の「SOSEI TALK」は、企業活動の理論と世界の動向を体系的に研究している田中英俊客員教授が、同志社大学大学院総合政策科学研究科 M2、日本アイ・ビー・エムロジスティクス(株)野洲物流管理課/輸出入担当の西川早苗さんと対談し、総合政策科学研究科で学ぶ学生たちに熱いメッセージを送った。
(2005年4月4日)

田中
客員教授
あなたが、同志社大学大学院の総合政策科学研究科に入学しようとしたきっかけはなんだったの?
西川さん 5年前、言語習得を第一の目的にインターンシッププログラムに参加し渡米したのですが、そこで言語を習得する以上に、人と人とのつながりの大切さ、信頼関係を築くことの大切さに気づかされました。グローバルスタンダードと言葉で言うのは簡単ですが、現在の日本人には、異文化の人間と信頼関係を築く能力を持つ人が少ない。だから、外交も、海外進出もうまくいかない。そこに危機感のようなもの感じ、今後、日本がグローバル国家として成長することに役立てる研究をしたいと考えました。
田中
客員教授
それは素晴らしい。
西川さん とんでもない(笑)。格好をつけないで、もっとざっくばらんに言わせて頂ければ、あまり深く考えずに大学を選び、卒業して、社会人になったんですけど、やっぱり納得できる勉強をしていないから壁にぶつかるわけですよ。「自分の人生はこれでいいのかな?」って。それを考えると、勉強しよう、勉強し直そうと決心せざるを得なかったですね。
田中
客員教授
田中客員教授入学する前、総合政策科学研究科にどういう印象をもち、こういうことを教えてもらえるんじゃないかという期待はありましたか?
西川さん 大学院という場が、はっきりこういうものだという認識はなかったんです。講義を聞いたら見聞が広がるだろうっていう程度で。でも自分の仕事なり、人生を変えるんだったら、そこで自分の興味のあるところをもっと深く勉強し、それを今後の人生に繋げて行こうという意志は固かったです。実際、総合政策科学研究科で、田中先生に出会って、自分の興味、研究目的というのが具体的になり、自分の思っていることをこう表現し説明すればいいのか、こういう見方もあったのか、とすごい発見が数多くあった。自分の領域というか、ものの見方がすごく大きくなりました。でも最初、先生が「授業なんか出なくていいよ」とおっしゃられたときは驚きましたが(笑)。
田中
客員教授
それはこういう意味なの。大学院というのは、研究目的をもって入学し、そこで自分の研究方針をより具体的に決めるわけですね。だから、当然、大学院を選ぶ際には、自分の研究目的を達成できる先生、指導教官がいるところを選んでいるはず。そうであれば、授業なんかでなくていいと思うんです。必要な時にアドバイスをもらえる先生がいるのですから、自分の研究テーマに没頭して、きちっとした論文が書けていたら、いいんじゃないんですか。出席したら「優」をくれるなんて、それは勉強しているわけじゃないですよ。
西川さん 西川さんいつも授業は最小限でいいっておっしゃっていますね。けど、それがなかなか難しいから、授業に出ているわけで(笑)。
田中
客員教授
私は出席点をあまり考慮しません。それよりも、その学生が、「どういう勉強を、どういうふうにやっているか、それが進歩しているか」を重視しています。だから自分自身に対して最も気をつけているのは、自分がアドバイスなり、意見を言ったことが、その学生の研究に意味をもたらせているかということ。そこのところが一番気になるんです。私は、学問的、理論的なことを教えようとは思っていません。時々理論のことを言ってくる人もいますが、それについて本を読みなさいって。本を読んで理論を理解できないような人だったら、これはもう大学院を辞めたらいいんじゃないですか。
西川さん 入学してから夏ぐらいまで田中先生の授業をいろいろ受けて、教えてもらう立場というのは、受身じゃいけないなんだということを強く感じています。疑問や興味のある部分は、積極的にアドバイスをもらいにいかないと。
田中
客員教授
学生がそういう姿勢で来ないと、きちっとした研究にはなりませんよ。自分でスケジュールを決めて、どういう形で研究をしていくかということを自身で考えるべきです。私は、理論をいちいち説明しませんが、「この研究をするんであればこういう視点がいるんじゃないですか?」「こういう見方が要るんじゃないですか?」「こういう観点からの資料を集めなけばいけないんじゃないですか?」。事例が一つか二つでやっつけようだなんて人がいたら、「それだけで一般的な理論を組み立てることが可能ですか?」「もうちょっと事例を集めなさい」と。集めるのに難しいのなら「こういう所に行ったらこういう事例が集まってくるんじゃないですか?」といったことは、いくらでもアドバイスします。
田中英俊
同志社大学大学院総合政策科学研究科客員教授
西川早苗
同志社大学大学院総合政策科学研究科 M2、日本アイ・ビー・エムロジスティクス(株)野洲物流管理課/輸出入担当

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